まみむめもときのブログ

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指板のアールについて

こんにちは!まみむめもときです。

相談がありました。

「ギターの指板のアールってどの程度のがいいんですか?」

ギターに興味があるとギターのスペックについて気になるものですよね。

ご安心ください。

私が指板のアールについてお話させていただきます。

この記事が参考になれば幸いです。

では、行きましょう!

 

指板のアールとは

R(アール)はradius(半径)の頭文字で、

数字が小さいほど、カーブがきつくなりより丸く感じます。

そして数字が大きいほどカーブが緩やかになり、平たく感じます。

様々なギターに様々なアールが存在し、作り手が意図したギタリストへの気遣いが反映されてたりするんですよね。

 

アールが小さい

アールが小さい楽器は、3弦・4弦あたりが一番高く感じるようになります。

しかしながら、楽器によっては完全に半円のようになっているわけではなく、指の伸びてくる位置に合わせていたりします。

特に握り込んで演奏することがおおい、コードストロークを多用するギタリスト、特にギターボーカルやアコギから持ち替えた人にとっては弾きやすいですよね。

ただし私はこれが非常に苦手です。

弦高はブリッジでいくらでも調整ができますが、右手のピッキングのとき、平だと思ってピッキングをすると3弦・4弦を弾くときにピックが深く入り込んでしまったりします。なので少しピッキングのコントロールをしないといけません。

 

アールが大きい

アールが大きい楽器は、先述の通り、平に感じます。

右手のピッキングは非常にしやすいですが、左手のコントロールが少し難しくなる場合があります。

クラシックギターを演奏するように指を立てて、指先でしっかり押さえなければいけないので、握る感覚よりつまむ感覚といった方が近いかもしれません。

ローポジションでコードを押さえるときが少しつらくなります。特にFなんてセーハするコードは指を脱力させたときの形が合わないため、少し力がいると思います。

不自然な形になるため力を入れすぎると、指を傷めます。

 

コンパウンド・ラディアス指板とは

アールの数字の大小によるメリット・デメリットはなんとなくわかったと思います。

昨今のエレキギターによくわからないけど、なんか過ごそうなキーワードが記載されていたりしますよね。

それがコンパウンド・ラディアス指板です。

これはローポジションでアールの数字が小さく(カーブがきつく)、ハイポジションではアールの数字が大きく(カーブが緩やかに)なっている仕様の指板です。

これはローポジションでもハイポジションでも扱いやすくなっており、また音のつまりが少なくなります。

ただし、アールを小さすぎたり、大きすぎたり、大きな差をつけるのは難しいです。

その分弦高調整をした際にローポジションかハイポジション、どちらかを犠牲にしたセッティングをしなければなりませんからね。なので、絶妙なセッティングになっているんですよね。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?指板のアールのお話でした。

ネックの問題がピッキングにも影響するんですよね。なので、無駄なパーツやセッティングは存在せず、あらゆる部品が最適なセッティングをされて初めてギターが弾きやすく、しっかりした音が出てきてくれます。

ぜひ、定期的に、健康診断と同じくらいの感覚で、楽器屋さんに診てもらってくださいね。

まみむめもとき