エフェクターはラック式?フロアマウント(コンパクト)?どっちがいいの?
こんにちは!まみむめもときです。
よくされる質問なのですが、ラック式のエフェクターとコンパクトエフェクターってどっちがいいの?って結構みんな思っているみたいなんですよね。
実際機材厨向けの雑誌のプロのステージ裏の機材のレポートを見るととてつもなくどでかいラックが何台も置いてあって、とてもマネできるようなシステムではないことくらいは皆さん経験したことある残念感だと思います。
ご安心ください。
私が独断と偏見でラック式かコンパクトがどっちがいいか決めます。
この記事を読めば、ラック式信者の残念感を少しでも軽減できますよ。
では、行きましょう!
結論
(一部を除いて)コンパクトエフェクターでいいです。
一般論
ラック式、ラックマウントは必然的にサイズが大きくなります。仕方ないですよね。
でもこれっていうのはある種利点で、コンパクトに収めなきゃいけないという制限から多少開放されるんです。
なので昔からこんなイメージがある人が多いんですよね。
ラック式は高音質、多機能⇔コンパクトは低音質、単機能
もはやラック式に質はかなわないといった図式ですよね。
実際のところ
ラック式のデジタル機材はとてつもなく上質な音がします。それは当たり前です。
ではコンパクトエフェクターはどうでしょう?
サイズが小さくて多機能で超上質な音になっていませんか?
日々進化し続けているんです。
代表的なところでいうと、ノイズゲートでしょうか?
ROCKTRON ( ロックトロン ) / HUSH PRO
おっきいでしょ?結構昔プロのバンドマンのラックのシステムに入っていることが多かったです。これでも単機能ですが。
ISP TECHNOLOGIES ( アイエスピーテクノロジーズ ) / DECI-MATE MICRO DECIMATOR PEDAL
こんなにも小さくなってしまっています。
試奏してみましたが、ノイズの消える速度が圧倒的にこちらの方が早かったんですよね。
多機能のもの
さて、単機能のノイズゲートで比較してしまいましたが、ラック式エフェクターで結構注目されるのは、空間系エフェクターです。
これは有名なマルチエフェクターです。
1Uと言うサイズでラック式の中では小さい方になります。
TCの空間系は超上質な音で有名です。
ディレイだけ引っこ抜いてこれです。これもプロも愛用する多機能ディレイです。
こんな小さいのにいいですよね。
リバーブとかもいろいろ出ています。結局必要な分だけ引っこ抜いて使った方が持ち運びも少なくて軽く済みますし、音質も大して変わらないんです。
一部の場合とは?
結論に書いていました。「一部を除いて」
これってレコーディングのときとか、アナログ回路のもので、どうしてもコンパクトの筐体に収まりきらないものであれば重要な機材となります。
プロのレコーディングでは定番のコンプレッサーです。
この音でないとどうしてもいけない場面も多くプロの現場では今でも大活躍しています。
DAWのプラグインでもこのエフェクトを再現しているものが多くありますが、どうしても本物に挙動がかなわない場合に使っていたりします。
こういう場合にはどうしてもラック式のエフェクターが必要になってしまうんです。
ただ通常のライブで使う分にはいらないです。
最後に
いかがでしたでしょうか?ラック式そのものを否定するつもりはありませんが、ラック式のエフェクター=良い、コンパクトエフェクターはラック式にかなわないといった認識だけは捨てていただきたいです。
最近は小型化していいものがいっぱい出ていますからね。
ちなみにラック式のアンプシミュレーターとかが多く出回っていますが、これはまた別の理由でオススメしますけどね。
Axe-FXやHelixはパワーアンプがありませんから、ラック式のパワーアンプと組み合わせしますくなってますし、Kemperとかあんな高いものを裸で持ち歩くよりラックケースにいれたほうが幾分安全なので、ラックタイプをオススメすることもございます!
いろんな角度でいいものを選んでくださいね。
まみむめもとき