楽器はお店にある状態が完成じゃない？

こんにちは！まみむめもときです。

このブログを読んでくださるギタリストの皆様は、ギターや楽器が大好きな人が多いと思います。

たまにYouTubeなんかでは楽器屋さんの裏側みたいなのがいろいろ紹介されていますが、中には危険なものも多く存在します。

中には人知れず、楽器メーカーと楽器屋さんを無意識に攻撃しているような動画も見受けられます。

自分の友人にもこういうことを私に相談してきたことがありました。

「〇〇楽器でGibs〇nのギターを買ったんだけどさぁ、弦高高いくてなんだかんだ慣れてきたら弾きにくいんだよねぇ。不良品つかまされたわぁ。」

こういうことを言う人、いるんですよね。

私個人に言うのは問題ないです。別に一言言い返すだけです。

でもこんな恥ずかしいことYouTubeや不特定多数の見る場で平気で発言できてしまう人がいるんですよね。そういうこと言う人の大多数が大したギタリストではないです。

そういう人の話は聞かないのが吉です。

でもご安心ください。

私がお店の楽器の真実をお伝えさせていただきます。

この記事を読んで、スタンスをある程度修正してください。

ちなみにここで書く内容はクラシックの演奏者、吹奏楽の演奏者にとってはごく当たり前の話です。ギターばかりやたら的を射てない発言が多いんですよね。

では、行きましょう。

男性の方でも女性の方でもスーツを購入したことはありますか？

なければ普通のアパレルのお店の服でもいいでしょう。

スーツのサイズってあなたに完全にぴったりですか？袖の長さ、肩幅、胸板、腕の曲げ安さ、パンツの裾・・・

ぴったりじゃないですよね。

でもある程度妥協できる範囲のサイズがしっかりありますよね。サイズ別にちゃんと分かれています。

ギターも一緒です。楽器メーカーさんはあなたの好みのセッティングを知りません。

0.1mm単位で弦高やナットの溝等完璧にセッティングなんてできるはずがありません。

じゃあ楽器屋さんの楽器はどうセッティングされているんでしょうか？

一般的にある程度弾きやすいようなセッティングになっています。

弦高は低めですし、音はちゃんと出るようになっています。

逆に言うとどことなく惜しいセッティングになっています。

なので、買ったときには必ずリペアマンに調整をしていただくことを推奨しています。

楽器屋さんには長いこと弾かれていなくて、日々クロスでホコリを取っている程度の管理しかしていない場合もあります。そうなりますと楽器メーカーの出荷時からも状態は変わりますし、何回も試奏されていると微妙に傷ついていたりもします。

なのでいつもベストの状態ではないことを知っていてください。

言うまでもありません。調整に出すことを推奨いたします。

デジマートのように楽器屋さんの店舗に実際に置いてあるものでも、サウンドハウスの倉庫で管理されているものでも一緒です。

買ったばかりの楽器は先述の通り、吊るしのスーツと同じ状態です。

すこし手元に届くのに時間がかかっても調整をしてもらうべきです。

わかりましたよね。届いた楽器が「不良品でした！最悪です！」みたいなことを言っている人なんて大したことないんです。

中には本当にどうしようもない不良品があることもあります。

そのとき、ちゃんとした人は「こんなこともあるんですよね。楽器屋さんに交換をお願いしました。」とか「楽器屋さんに修理をお願いしました」とかちゃんと言って、その楽器メーカーや楽器屋さんのことは批判しないものです。

ユニクロで試着したパンツを買って、家について「裾が自分の足の長さに合わないんですけど、最悪」とか言う人いますか？それと同じことです。

ちょっとムキになってしまいました。

まみむめもとき

まみむめもときのブログ