2種類のノイズがギタリストを悩ませる ~具体的なノイズと対策~
こんにちは!まみむめもときです。
ノイズの話は最終回です。今までノイズについてある程度の理解はできていると思います。
さてギタリストを悩ませるノイズはどんなものがあるのでしょうか?
具体例を挙げていきましょう。
家庭の場合
コンセントの電源電圧変動、身の回りの家電から出るノイズ、携帯の電波等が挙げられます。
前回、規格では他の電気製品に迷惑かけてはいけませんよ。っていう話をしていますけど、誤動作したり壊さなければいいといっただけで、わずかなノイズが載ってしまう程度はプロユースの機材まで想定していません。
しかもアースも取れてない場合がほとんどですから、もう家庭でのDTMでオーディオのレコーディングをしている場合は対策を気を付ける必要がありますね。
ステージの場合
家庭よりもステージのほうが圧倒的にノイズの影響を受ける可能性が高いです。
ステージ上にある転がしやアンプ、エフェクター用の電源、ラック式の機材、コンソール、ワイヤレストランスミッター、照周り、客席の携帯電話の電波・・・
簡単にあげるだけでこんなにあるんですよね。
レコーディングスタジオにも共通するようなことですので、こんなノイズ源に囲まれてたらそれは音源にもノイズが乗ってしまいますよね。
これらの電気的ノイズが入ってくると、機材は壊れてしまったり誤動作してしまったりしないとしても、音のノイズにつながってしまいます。
ではどうやって対策すればいいのでしょうか?
ほとんどの機材は放射ノイズには強くなっています。でもストレートに影響を与える伝わるノイズを対策していきましょう。
ということは、電源から抑え込んでしまえばいんです。
ご安心ください。
電気的に伝わるノイズ対策ができる電源3選
FURMAN ( ファーマン ) / SS-6B パワーディストリビューター
私のいるバンドの練習でよく使うクラウドナインにも常設してあるほどのものです。
ノイズフィルターが入っているので、伝導ノイズを多少抑えることができます。
音楽で使う機材のタップはまずこれでなんとかしてしまいましょう。
OYAIDE ( オヤイデ ) / BLACK MAMBA-α V2 1.8m
タップで対策したら次はアンプ側でしょう。アンプについているオマケ程度ではだめです。しっかり対策の施されたケーブルを用いることで安心です。
私は実家と拠点の2か所の電源はすべてこれにしています。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / PDM/R 安定化電源
とどめは安定化電源です。安定化電源というのは、100Vの電源を用いて、この機材自体で安定した100Vを出力させるものです。
もしコンセント側、建屋側の電源電圧が変動したところで、この機材自体が誤動作しなければ100Vの安定した電源供給が可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか?なぜおじさんがオーディオの電源環境にこだわっているのか少しわかりましたか?
あなたのレコーディングした音源になぜノイズが乗ってるのかわかりましたか?
エフェクターように劇的な音の変化は見受けられないかもしれません。
でもノイズはお客様に聞かせるべき音楽ではありません。音ではありません。
ぜひギタリストは電源環境も気にしてくださいね。
まみむめもとき