2種類のノイズがギタリストを悩ませる。~ノイズの種類を紹介~
こんにちは!まみむめもときです。
友人から相談を受けました。
「ギターつないだらクリーントーンでもノイズゲートをオンにしても、ノイズが消えないんだけど・・・」
よくある話ですよね。
ご安心ください。
といっても解決策を書くわけではありません。
世の中には2種類のノイズがあることをご紹介させていただきます。
知っておいて損はないと思いますよ。
世の中には2種類のノイズがあります。
・音のノイズ
・電気的ノイズ
圧倒的に多い認識なのが、音のノイズですよね。
ジーとかピーとかサーとか、ピッキングしたときのこすれる音とかが音のノイズですね。
大体「ノイズ」って一言で聞いてしまうと皆さんはこのいわゆる「雑音」を想像しています。
もう一つ我々電気を使った楽器の演奏者には切っても切り離せない話ですが、
電気的ノイズというものがあります。
電気的ノイズ、日本語で書かれた昔のJIS規格とかには、電気的雑音とかって言われたりするんですけど、この電気的ノイズっていうのが厄介なんですよね。
電気的ノイズの種類
・静電気 ・リレーのチャタリング ・雷サージ ・電源電圧変動 ・RF などなど
もうちょっといろいろあるんですけど、簡単に3種類あると思ってください。
①線を伝わるノイズ ②放射ノイズ ③静電気
この大きく3種類のノイズがエレキ系の楽器で我々を苦しめるんですよね。
ではこれらのノイズは具体的に身の回りでどんな事例があるんでしょうか?
結構いっぱいあるんですよね。
事例
・静電気:セーター脱ぐときにバチバチするやつ
・雷サージ:雷落ちたときにテレビの電源落ちたりするやつ
お店で電源タップを見てみてください。雷サージ対策部品付きとか書いてありますから。
・リレーのチャタリング:音楽聴いてるときに他の家電をつけたらバチって音が途切れたりするやつ
などなど。
こんな多くのノイズが世の中にははびこってるんです。
特に厄介なのは電源電圧変動です。
日本の家庭の商用電源は大体100Vで東日本は50Hz、西日本は60Hzの正弦波が供給されています。
でも家庭の電源って意外とテキトーなんですよ。
あといろいろタコ足配線してるのに一定の電気が流れつづけるなんで無理ですよね。
具体的には100Vぴったりじゃなくて、たまに80Vになってしまったり、さらには120Vになってしまったり、本当に瞬間的に途切れてしまったりするんです。
瞬間的に停電が起きるから、瞬停と略される場合もあります。
結構信用できないですよね。
なんで厄介なのかというと、対策するのにめちゃめちゃお金がかかるからです。
こういったノイズがギタリストだけでなく、多くの家電製品に影響を与えているんです。
ひと昔前のペースメーカーなんて有名じゃないでしょうか?
あれほど重要な医療機器が携帯電話の電波の影響で誤動作してしまうことがあるんですよ。危険極まりないですよね。これってペースメーカーからすると、
携帯電話の電波=ノイズ
になるんですよね。
今は昔に比べて影響を受ける機会は増え続けています。この記事を読んでくださっているあなたもきっとPCかスマホで見てますよね。
こんなにノイズの影響にさらされている世界で生きています。
でも危険かどうかはまた別の話です。
まずはこれだけノイズというものがありますよ。というところだけお見知りおきくださいませ。
まみむめもとき