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【中級ギタリスト向け】神経を研ぎ澄ます話

こんにちは!まみむめもときです。

ギターのスケールの選び方の際、指がものすごく繊細ですよっていう話をしてみました。

人間の感覚ってすごいもので研ぎ澄ますと超越した能力が得られるなんていうのはよくある話で、テレビに出る人並みに極めることはもちろん不可能かもしれません。

しかし、一定以上には追求すれば神経を研ぎ澄ませることは可能ですし、無意識に練習する中でいつのまにか研ぎ澄まされることもあります。

(一定レベルの)神経を研ぎ澄ませる=コントロールする力を得る

と考えてみると本当にびっくりするくらい上達する瞬間があります。

本日の記事を読めば、すこーし神経を研ぎ澄ませることができるようになりますよ。

 

では、行きましょう。

最初に

コントロールする力を得るということは、自分が今どのように動いているか理解しているということです。

ピッチャーはボールを投げるとき振りかぶった手を凝視して投げていないのに、しっかりストライクゾーン内に納めますよね。

スポーツ選手なんかすごくいい例がいっぱいあるんです。自分がどのように体を動かし、どのような角度をしていて・・・とにかく自分がどのように動いているか理解しているんですよね。

 

弦を押さえる手の神経を研ぎ澄ませる

ここでは私が右利きですので、ギターを弾く際に弦を押さえるのが左手ですので、左手と言わせていただきますね。

左手で弦を押さえる際に、速弾きギタリストの人で指の動きがきれいな人って、次の音のところにしっかり指が来ていますよね?

これ、指の位置と次弾く音と場所が理解できているということです。

ゆっくり練習してもテンポを速くして弾けない人の多くは、この事前準備をする意識が足りてないことが多いんです。(完全に主観ですが)

コードを押さえるときもそうです。複雑なコードを一瞬で押さえられている人の演奏をスローにしてみたら、弦を押さえる前に指がもう次のコードの形になっていたんですよね。そういった意識する部分を変えるだけで上達の速度が変わることがあるんです。

 

ピックを持つ指の神経を研ぎ澄ませる

今お手持ちのピックを見ずに指で表面をなぞってみてください。

もしロゴが印刷されているようなピックですと、いかがでしょう?印刷されている面がしっかりわかりませんか?それぐらい指って繊細なんです。

そして弾くときのピックの角度はどうでしょう?プロの方はピックの角度(アングル)がすごく斜めの人がいますけれど、自分でやってみるとアップとダウンで音質が変わりませんか?そして弦に平行を意識しようとすると結構疲れませんか?

でもこれに慣れていけば、常にいい音で速いフレーズにも対応できるようになります。

「慣れ」というのは時に危ない言葉ではありますけれど、正しい形で慣れていくことが遠回りに見えて最短距離だったりするんです。

 

耳の神経を研ぎ澄ます

私の友人の某音大生にギターを弾きながらイコライザーををいじっていたら、びっくりしました。「今250Hzを6dB上げた?」って聞いてきて見事に当たっていたんです。

あまりの凄さに10回くらいクイズをやってみたら、全部当たっているんです。

1つの音からしっかり倍音成分まで聞き取れているんですよね。

聴くと相当専門的なトレーニングをしたと言っていましたので、私のようなド素人がこの聴力の鍛え方を紹介するわけにはいきません。

でも意識すべきは「〇〇Hzの音を△dB上げたら、音がなんだかふくよかになった」とか、「バンドとの相性が悪くなった」とかでいいんです。

しっかりどうしてみたらどうなったといった因果関係をそれとなく理解しておくことが大事なんです。

それだけで全部一緒に聞こえるギターサウンドもより聞き分けられるようになりますし、自分の作りたい音のイメージをより具体化しやすくなります。

 

最後に

神経を研ぎ澄ますことは、コントロールする、制御できる力を得られることといっても過言ではないと思います。

そして自分の出したい音がもうギターを構えて弾く前段階で準備ができて、弾いた瞬間に自分の理想の音、イメージ通りの音が出ていたら、それだけあなたの神経は研ぎ澄まされていることになります。それが無意識であればあるほど、弾いてて疲れませんよ。

自分の動きをコントロールすることはギターのレッスンだけでは上達しません。

これはレッスンを受けて、先生から得たヒントを基に工夫して自分で極めていくしかないんです。少し厳しいかもしれませんが、信頼できる先生や上級者のご友人に見てもらって一言コメントをもらうだけで、それをきっちりかみ砕き極めていけるといいと思います。毎日信頼できる先生からコメントをもらえる仕組みが・・・ありますね。

まみむめもとき