【コントラバス】弓の木材の話
こんにちは!まみむめもときです。
本日は番外編でコントラバスの弓の木材の話です。
年始の格付けとかで、とりわけストラディバリウスやら楽器本体の話とかばっかりやってますよね。
でも実際バイオリンやビオラやチェロやコントラバスって、楽器本体と同じくらい弓の存在が大事なんですけど、あまり言われないですよね。
ご安心ください。
と言いつつコントラバスのことしかわかりませんが、弓に使われる木材についてのお話をさせていただきます。
木材大好きなギタリストさんも箸休めになれば幸いです。
では、行きましょう!
フェルナンブーコ
ブラジルで取れるブラジルボクという木のことです。
今一番弓で使われている木材でスタンダードなものです。
軽量で非常に硬く、そして引っ張りに強い木材です。
とりあえずこれから選ぶのがいいかと思います。
ただし上質な木材の入手が困難になってきていますので、オールドの有名なメーカーを選ぶのもいいですが、ブラジル製のノーラベルのものも上質なものが多いです。
実はその辺の有名ブランドを凌駕するものは多くあります。
ブラジルウッド
ブラジル産の木ですが、具体的に何の木か名言されていないことが多いです。
ローランドのようですが、ブラジル産の木材では、「フェルナンブーコかそれ以外か」
というようなものです。
非常に安く1万円くらいから購入できるものも多く出回っています。
しかし、軽く、軟らかく、少しでも弓の毛をきつくするとまっすぐになってしまいます。そして弦の食いつきも悪いです。
低価格なのはいいですが、遊びでない限り初心者にもオススメしません。
スネークウッド
フェルナンブーコより前に出回っていた、蛇の鱗のような見た目の美しい木材です。
硬いですが、非常に重量もあるため、弦の食いつきはよいものの、一般的にはスピッカートなどの撥ねるような演奏には向いていません。
ただしオールドのもので、非常に扱いやすいものあったので、一概にどれがいいとは言い難いですが、今売られているもので当たりを弾くのは非常に難しいかもしれません。
そして高級な木材のため、しっかりと使えるレベルの弓は手が出ないくらい高いです。
最後に
いかがでしたでしょうか?新品で購入するならフェルナンブーコがオススメです。
そして出来上がった弓の弾きやすさ、音色、木目等で値段が決まりますが、それに加え職人の実力が直接影響するようなものが弓です。
是非信頼できる先生にご紹介いただいた上で検討してくださいね。
まみむめもとき