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ギタリストが知っておきたいラック式機材の基本

こんにちは!まみむめもときです。

ラック式機材のこと、結構聞かれるんですよね。

一番困るのは、機材の雑誌の写真を指差して「これなんですか?」

マニアックな機材が多くて「知るか!ボケェ!」なんてよくある話です。

というかラック系の機材って写真写り悪くてあんま見えないことが多いだけですけど。

その次に多いのがラックの機材が何なのか?ってお話です。

前にラックの機材がざっくり「サイズが大きいから多機能で上質な部品が組み込めますよ」みたいな話をしましたけど、どういう風に扱うかとか、話してませんでした。

 

ご安心ください。

 

本日はラック式の機材の扱い方をご紹介させていただきます。

この記事を読めばなんとなくラック式の機材についてわかりますよ。

 

では、行きましょう!

 

サイズの話

ラックのフロントパネルから見ていきましょう。

(今回使う写真はなるべくオススメの機材をピックアップしますね。)

横幅

ラックと言っても今回のお話は「19インチラック」の話でして、この手の機材は横幅が19インチと決まっています。

大きさが規格で決まっているので他社製のラック機材と組み合わせてのシステムの構築が容易になるんですよね。

また、半分の9.5インチの場合はハーフラックと呼ばれて、その機材を2つ横並びにもできます。またブランクパネルを使うことで通常の19インチラックのようにセットすることもできます。

 

縦(高さ)

高さの単位を1U(ユニット)で1.75インチとEIA(米国電子工業会)規格で決まっています。なので、いくつか組み合わせてセットアップするときには、使う機材の高さを合計したラックを選べばいいんです。

あ、ラックっていうのはただたの棚のことです。その棚に入れる機材のお話です。

 

奥行き

ラック式の機材の奥行きはさまざまですが、通常のラックをフルサイズとすると、ギターで用いられるものの多くはショートラック(奥行きが少し短い)で十分なものが多いです。

ただ大きいセミナールームで奥に置いてあるでっかいラックの音響機材とかはものすごい奥行きがあるものも多いですけどね。

あとはオフィスなんかで見かけるサーバーラックとかもすごいですよね。

 

 

ラックの選び方

上記のサイズの話をご理解いただけましたら、もう簡単です。

奥行きは正直に取説のスペック表を見て確認して、高さを選んでいきます。

また、昨今のアンプシミュレーターはショートラック(奥行きが少し短い)ものを選べばいいようになっています。

なんでって?キャビネットの奥行きにちょうどいいからです。

キャビネットよりあまりにもはみ出てしまうと、演奏中にシールドが少し揺れるだけで落ちてしまって何十万も無駄になってしまうことが多いです。

 

ラック・ケース

これはハードなタイプです。

前後に蓋が取り外しできるようになっています。

全面は先ほどの写真のフロントパネルです。大きいラックになると背面にケーブルがいっぱいありますよ。

 

オープン・ラック

とりあえず部屋に据え置きで軽い機材を重ねて置くときに使います。

でもケーブルがごちゃごちゃして汚らしくて見てられないので、私は決して使いませんけどね。

 

最後に

ラックの基本なんて単純です。この程度の情報で大丈夫なんです。

ただシステムアップには少し知識が必要になりますので勉強が必要です。

システムアップの話はプロに任せてもいいでしょう。

むしろラック式の機材そのものを使わないという選択肢もあります。

持ち運ぶ上でもいいことないですから。

ただし、もしアンプシミュレータとかでラック式のものを使う場合は、絶対そのサイズだけでもいいのでケースにいれるようにください。

繊細な機材なので衝撃やホコリから保護するためです。

機材を理解して楽しいギターライフを送れることを祈っています。

まみむめもとき